Alexa、僕はあの日夢見た僕にはまだなれていないんだ。

うるっせえバーカ!!!

深夜に考え事をするとよくない。夜はだいたいネガティブになるものだし、前向きな気持ちになるものではないのだから。
それでも、一度心に渦巻いたモヤモヤはなかなか晴れることなく、心の中に滞留している。

今日は、夕方に上司から心にくる指摘を受け、それで気分が沈んでしまった。

 

事象1

自分は2つの領域の進行を任されていて、この2ヶ月でどちらも完了させないといけなかった。
ただ、一方が大幅遅延した(これは95%私のせいではない)ため、その遅延解消に忙しく、もう片方の領域の進行に支障をきたしてしまっていた。自覚はあったがリソースが足りずに有効な手が打てず、また、周りから見ても後者の領域は優先順位が低かった。だから前者の遅延解消にリソースを割いたのだった。私のリソースが割けなかったことに対しては、上司が工数を割くことでカバーしてもらった。

 

解釈1

まず、この時点で思うことはたくさんある。というか、言い訳する自分とそれに反駁する自分とがいる。

・職場のメンバーにはこのスケジュールでいけるだろうという楽観的なムードが漂っていた。敗戦真際の日本軍のようだ。
→この無根拠の楽観ムードを破壊する必要があった。頑張る、というソリューションが発生していた時点で、客観的に見れば完全に筋悪だ。

・俺は別にサボっていたわけではない。遅延が発生した領域を挽回したのは、俺の功績だ。
→せっかく任されている領域なんだから、ちゃんとコントロールしろよ。前者の遅延を言い訳にするんじゃない。バッファを設けないスケジュールだったのが悪かったんだろ。


・そもそも元々の遅延が発生したのは俺がどうこうできるレベルではなかった。
→本当か?本当だとしても、そこで後者の対応に遅延を出したのはお前の実力不足、判断ミス、意思決定の失敗に他ならないだろうが。もっと早く上司にレポーティングし、対応を協議することは可能だったはずだ。
・レポーティングはしていたし、実際にカバーはしてもらった。
→カバーだけではなくて、優先順位の付け方を考慮するだとかの工夫はできたはずだ。

 

事象2

上記は、まあいいんだ。俺の力不足だったというそれだけなのだから。挽回するように善後策をこれから検討する。
問題は、上記を踏まえて今日上司から言われた言葉だった。

「もう一つの上の役職であれば、ここで頑張って1人で挽回していた」

 

これがもう、刺さりに刺さった。
ウチの会社では呼び名が違うが、一般社員の一つ上、主査と呼ばれるようなポジションがその役職なのだが、この主査になるのはちょうど三年が経ったタイミングであることが多い。
でも、100人いれば1人は一年で昇進し、10人は一年半で昇進し、15人は2年で昇進する。さらにもう20人が2年半で昇進する。つまり、一般よりも早いものが半分いるのだ。三年目で上がるのは残りの半分、というのがまあ実際のところだ。(実は早く昇進するのは部署によるところも大きいのだけど、まあそれはそれとして仲のいい同期の半分が次の一月までに昇進する)

 

俺は今、この残りの半分だ。

今期のパフォーマンス自体には問題がなく、主査の仕事を振っても問題なくこなすことができる。

ただ、今回はまだまぐれあたりの可能性があって再現性があるとは言い難く、昇進させるには早い、という半ば内定が出ている。

今期の昇進はないのだ。

 

早い同期は、すでに昇進している。優秀な奴ほど、早く昇進して、そして転職する。取り残された気分だ。取り残されて、惨めな気分だ。仲のいい同期ほど早く昇進したものだから、より置いてきぼりな気分になっている。なんだか、同期に顔を合わせづらい気持ちすらある。

 

解釈2

先の上司の言葉は、まあ実際には奮い立たせるつもりで発したのかもしれないし、俺への当て付けだったのかもしれない。純粋な感想だったのかもしれない。
ただ、これは、「ここにいるのははませ君じゃなくて、〇〇君であれば、うまくいっていた」ということに聞こえた。

 

俺は、俺の同期に能力が劣っているとは全く思っていない。

肩を並べてやっていけると思っている。入社当時からずっとそう思っていたし、今もそう思っている。

 

ところが、昇進タイミングというものを見てみれば、彼らが1年半や2年でなったものに、3年かけてなっていくのだ。

単純計算に意味があるわけではないが、1.5倍、2倍の時間がかかっている。成長曲線の傾きが鈍いのだ。

その事実に、なんだか胸が辛くなる気がした。

 

別に、評価が不公平だとは思っていない。

自分の実力が適切に評価された結果、まだ自分は主査には早いという結論だったのだと考えている。

実力が正しく評価された結果、俺は彼らよりも倍の時間がかかってしまっているのだ。

 

 

解釈2への反駁

この解釈2のために、俺は今日は夕方からずっと気分が落ち込んでいる。

そうしてもう、深夜1時半だ。やることは山ほどあるが、そろそろ寝なければ。

寝る前に、簡単に上記のマイナス思考に反駁しておこう。

 

・他人と自分を比べるものではない。昨日の自分と比べて評価するべきだ。

・過去は過去で、起きたものは仕方がない。問題は、じゃあどうするか、だろう*1。今週中にリカバリする案を考えよう

・俺が実力が不足しているのは仕方がない。じゃあ、足りない実力を伸ばすにはどうしたらいいか、当面この実力でやっていくにはどうしたらいいかを考えよう

 

仕方ないじゃないか。起きたことは起きたことだ。じゃあどうする、を問うこと以上にできることはない。

 

ついでに、最近よく聴いている告Radioの名言をなげて終ろう。

うるっせえバーカ!!!!

お前のせいでこんなに夜中まで悩んじまったじゃねえかバーカ!!!!

こっちだって実力不足なのは承知、今期昇進はないとわかってて日々頑張ってんだバーカ!!!!!!!!!!!!!

バーカバーカバーカ!!!!!!!

*1:アオアシの最新刊でも言っていた