Alexa、僕はあの日夢見た僕にはまだなれていないんだ。

世界に影響を与えていくということ

上司に、「君はポテンシャルはあるのだがそれが十分に表出していない。それでは評価しきれない」というようなことを言われた。(他にも技術的なことも言われている)

帰りの地下鉄でつり革につかまりながら、そういえば俺って昔からそうだったかもな。。なんて考えていた。

 

ここ数年、何か人に影響を及ぼすことに対して慎重になっているきらいがある。

一番慎重になったのは、当時付き合っていた遠距離の彼女が僕のために東京で就職することの背中を押したときだと思う。それから、僕のことを慕ってくれていた後輩が大学受験で上京することについて冷静に考えたほうがいいと伝えたときもそうだ。(なんだかモテエピソードだなこれ)

他にも、学生寮の寮長をしていたときには、よくある人間関係の問題に対して(当事者でありながら)傍観を決め込んでしまい、ずるずると問題を先延ばしにしてしまっていた。

 

世界に対して、というと大げさなので、他人に対して、という表現を使うが、他人に対して何か影響を与えることにとてもためらいがある。

それは、自分が相手の行動の変化によって発生する結果の責任を負えないからということもあるし、その影響を与えることによって自分が失敗することに恐怖を感じているからというのもあるだろう。

ほかにも、働きかけをした際にその働きかけが成功することなく、それは違うと反駁されてしまうことが怖いからかもしれない。

(確かに僕は、人にNoといわれることが怖いし嫌だし、Noと言うことにも慣れていない。できればNoのない世界で生きていたい。参謀ポジションが好きなのは、一番自分が傷つかなさそうだからだ。Noを避けたいという安直な願望については、また別の機会に書いてみよう)

 

でも、僕は世間にある重大な問題の解決に貢献したいと思っているのだし、そのためには人を巻き込み、人の行動を変え、社会を動かしていかなければならない。

(世界を動かすというと、動かす対象の解像度が途端に低くなってしまうから、できれば今度からは具体的な対象を指定できるとよいな)

 

どうしたらそんな自分になっていけるのだろう。

案1として、何かロールモデルを探したほうがいいのだろうか、なんて考えていた。けど、僕が憧れがちなのはいわゆるダークヒーローで、裏から世界を動かすほうがカッコよく見えてしまうので、ロールモデル探しも難航しそうだ。

そこで案2なのだが、失敗する芽を少しでも摘んで、もうこの状態なら失敗の可能性はないだろう、という状況を作り出していくのがいいかもしれない。であれば、臆病な自分にもできるし、向いている。

そうして少しずつ他人に影響を与えることを覚えていこう。

斜めの関係って大事だよねという話

一月前に、職場に後輩がやってきた。

研修が終わり現場配属さればかりの後輩で、2年目の先輩が一年目の彼を指導することになった。

2年目の僕は後輩が先輩に指導を受けているのを眺めているだけであったのだが、この後輩があまりキレキレな感じではなく、しかもコミュニケーションを周りとうまく取れないことによって失敗しそうな気配がしていることにお節介な老婆心がうずいてしまった。

 

1.観測事実

後輩が、上司に指導されて落ち込んでいるところを目にした。

後日、後輩がウンウンと悩みながら仕事をしているのでランチどきに何で悩んでいるのか聞いたところ、手元のインプットでは情報が不足しすぎて判断のしようがないような状態に陥っていた。

 

2.状況の解釈

後輩は次のような負のスパイラルに陥っていた。

①キャッチアップが追いつかず期限内に求められているアウトプットを出せない。

②アウトプットの遅れとその理由と言い訳が混同した報告をするため、上司が複数の指摘を行う。

③萎縮して上司をコミュニケーションを取れなくなる。

④わからないことが聞けないため、少ないインプットでアウトプットを出さざるを得ずさらに期待値を下回る。

①に戻る

これではどん詰まりである。

 

3.決断したこと

この後輩、いまのままだと確実に詰む。

僕は、彼に対して自分のできるヘルプをしてみようと思った。

 

先輩が優しく指導するからなんとなくその場は乗り切れるかもしれない。

しかし、彼がこの負のスパイラルに陥っていることは僕しか確認できないし、仮に先輩が気づいたとしても先輩のさらなる指導は彼を萎縮させるだけだ。

直接的な指導ー被指導関係にない自分がフォローすることで少しは後輩の成長と仕事の成功に貢献できるのではないかと考えた。

 

4.アクション

後輩がこの負のスパイラルを抜け出すために僕ができるのは、上述したスパイラルの③でフォローすることだ。

先輩に対する報告相談の壁打ち相手になった。

また、途中で発生した問題であったが、後輩の中では先輩の指導が一貫性のないように見え不満があったようで、指導を受容するメンタル状態が整っていなかった。(まあそういうのよくあるよね)

それに対しては、客観的にみて妥当性が一定あることの確認と、そもそもそのような問題が発生しないような仕事の進め方とコミュニケーションの取り方について説明した。

 

5.効果

後輩に対する効果:

コミュニケーションをとりに行く頻度が改善されたようだ。

(これって聞いていいのかな、と思うような場面でぐるぐると逡巡していたが、僕に対して「これって聞いていいと思いますか」という質問をして壁打ちを始め、悩まずとにかく聞くべしということが自覚できたようだった)

 

自分自身に対する効果:

親切心から始めてみたことだったが、思わぬ効果が得られた。

①斜めの関係によるフォローがとても重要だということ(しかも暗黙のフォローがよさそう)

指導ー被指導関係にある二者の間では、あるアクションがマイナスに働く可能性がありえる。全てのオプションを取れるわけではないのだ。また、心理的に直接は言いにくいことも容易に出てくる。そういう時に、この斜めの関係があれば実行できなかったオプションを実行することができる。

 

②親切にするという行動には以下のような効能がある。

・完全に自分の意思で始まる行動である。その点でタスクを切って渡されることとは全く性質が異なる。

・いつ辞めてもいいことなので、ノーリスクである。

・困っている人に手を差し伸べるということは、他人に対する影響力の行使という意味ではインパクトの大きい部類の行動である。自分の行動の意義を感じやすい。

・行動量を増やすことで思考材料が増える。

・人が想定していない親切とは、あきらかに期待値を超える行動である。我々のような期待値を超えることが常に求められている人種にとって、それは大変よいトレーニング機会である、

 

思わぬ果実が得られたので、これを機に少しでもGiveすることをふやしていきたいよなと思う。これもまた、大河の一滴である。

 

追記;

今回の章立ては、OODAループに則って記載した。

事実理解→解釈→判断→実行→実行効果確認→解釈→…

なかなか有用なフレームワークだよな。

 

 

 

 

 

『白銀の墟 玄の月』読後感(ネタバレ注意)

十二国記で描かれる心理描写がとても胸に沁みる、という話。

 

 阿選麾下の友尚は、阿選が驍宗暗殺に際して友尚ではなくごろつきの烏衡を用いたことに反感を覚えていた。なぜ烏衡なのだ、と。

「友尚は阿選にそんな道に踏み込んでほしくはなかった。ゆえに加担することには強い抵抗を感じただろう。—しかしながら、だからこそ、自分を使ってほしかった、という思いはある。矛盾するようだが、たぶん友尚は阿選に説得されたかったのだろう。(中略)―お前にしか頼めぬ、と言われたかったのかもしれない。」18章より。

 

これだよこれ。これが人間というものだ。この多面性が、大河をなす一滴の雫の本性だ。

尊崇する主に対して、罪人に堕してほしくない思う。それは主に対する忠誠ゆえだ。

自分も加担することには抵抗がある。それは同義心ゆえだ。

しかし、主が罪を犯すのであれば、それにはきっとやむを得ない理由があるのだと理解するし、それがどんな理由であれ結局自分は主を信じ従う。それは、自分と彼がともに過ごした時間の重みゆえだ。

そして、それほど重大な罪の共犯者には自分を選んでほしかった。それは、自分の彼に対する信頼が一方方向であってほしくはないという気持ちゆえだ。

 

最近Twitterや、お手軽な漫画や小説やらにどっぷりつかっているのか、人間の単一の側面にしか目の向かないコンテンツに浸っていたようだ。この人間の多面性を言語化し味わえていない。

単一の感情では物語に深みが出ない。そうした単調な物語ばかりを摂取していると、僕の世界のとらえ方も深みのないものになってしまう。

複雑な感情をとらえ描く作品というのは、大変心地よい。

意識してそうした作品の摂取をしていきたい。

(十二国記シリーズ読後感)人は自らを救うしかないし、自分が果たせる役割を果たすしかない。

小野不由美の最新刊『白銀の墟 玄の月』を読み終えた。

昨年10月、11月になにやら書店でたいへんに盛り上がっていることを知り、そんなに面白いなら読んでみるか、その前にアニメから入るか、と思い立ったのが11月の半ば(11/16)。アニメはあまりにおもしろく、十日もたたず11/25にはすべて見終えていた。

それからすぐ、11/29にはアニメ化されていないシリーズ分をすべて購入し、約一か月をかけてすべて読み終え、今日にいたる。

とにかく、この小説群は胸に沁みる。この良さをどう言語化しようと思案していたところ、各巻の解説にて僕の気持ちを代弁するものがいくつかあったので、それを紹介したい。

近年、ネット小説を中心に、異世界召喚や異世界転生した主人公が、特別な力で無双の活躍をするファンタジーが流行っている。面白い作品もあるので一概に否定しないが、やはりその根底にあるのは、安直な願望充足である。(中略)作者はそのような願望充足とは無縁であった。緻密に構築された中華風の異世界も、命あるものの感情が満ち、善意と悪意が交錯する。その中で人にできるのは、精一杯生きることだけなのである。(『黄昏の岸 暁の天』細谷正充の解説) 

そう、この小説の人物たちの願望はまさに安直な充実を得ることがない。彼ら彼女らは、自分の甘えや無知に対しては必ず世界から清算を求められる。何も働きかけることなく事態は好転しない。

これは、同じく『黄昏の岸 暁の天』における陽子と李斎の会話にも表れている。

「だが、天が実在しないなら、天が人を救うことなどあるはずがない。天に人を救うことができるのであれば、必ず過ちを犯す」

「それは…どういう…」

「人は自らを救うしかない、ということなんだ―李斎」

そして、泰麒と李斎の会話にも。

「けれども李斎―僕はもう子供ではないです。いいえ、能力で言うなら、あの頃のほうがずっといろいろなことができた。かえって無力になったのだと言えるんでしょう。けれども僕はもう、自分が無力だと嘆いて、無力であることに安住できるほど幼くはない」

この物語に、わかりやすいヒーローは登場しない。無辜の民であっても、簡単には救われない。救われるのは、自ら立ち上がった者たちだけだ。

ただし、その物語が、読むものに勇気を与える。

「目を逸らさないで私を見て!家族を殺されて全部失くした。これが現実なの!」

(中略)

支僑は言う。「私たちは無力です。これが仕事だからやっているけど、それ以前に、これくらいしかできることがないんです。けれど―」支僑は顔を上げた。蓮花の顔をひたと見る。

「けれど、暦は必要です。こんな時代だから必要なんです。それだけは疑いがない。誰かが暦を作らないといけない。だからそれしかできない私たちがやるんです」

(『丕緒の鳥』「風信」)

この物語の人物たちは、自分たちの与えられた状況で懸命に生き、それだけではなく、荒れる世にあって少しでもその状況を改善しようと自分たちにできることを一つ一つやっていく。

人間、できることからしか始められないけれども、もっと自分にはデカい仕事があるはずだ、あっちの仕事のほうがかっこいい、という気持ちに陥りがちだ(ぼくがそうだ)。そして、あろうことか、自分にあの仕事をさせてくれない周りが悪い、なんてことを言いだしてしまう。

でも、まずは自分の役目を果たすことから始める。できることから、すべきことから、始めていく。この物語の人々は、どこまでも人間臭い。どこまでも人間臭いのに、安きに流れず、自らに打ち克つ。その姿を見て、心が震える。僕にもできるのではないか。

僕の目指すべき、人の生きる様とは、このような姿なのではないかと、思う。

このシリーズが読者にもたらす興奮は、一過性のものではない。”決して自分にできないこと”ではなく、必ず”自分にだってできること”があると思い知る―自分を発見する喜びと表裏一体だから、読む者の心をいつまでも揺さぶり続けるのだ。 (『丕緒の鳥辻真先の解説) 

 

 

 

 

 

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

黄昏の岸 暁の天 十二国記 8 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: 文庫
 

 

 

丕緒の鳥 (ひしょのとり)  十二国記 5 (新潮文庫)

丕緒の鳥 (ひしょのとり) 十二国記 5 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2013/06/26
  • メディア: 文庫
 

 

 

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記 (新潮文庫)

  • 作者:小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/10/12
  • メディア: 文庫
 

 

 

2020年は自信をつけていきたい

 

皆さま、あけましておめでとうございます。

2019年末に開始した当ブログ、2020年も引き続きよろしくお願いいたします。

2020年最初のエントリーは、どのようなスタンスで過ごしていこうかという話です。

 

 

 

自己評価を上げていきたい

2019年を振り返る中で、2点気づいたことがありました。

①社会人2年目として1年間頑張っており、結構できることが広がっていた

②2019年中の各段面ではあまり成長実感はなく、むしろ自己評価は低めだった。

 

①について、1年目だった自分は満足に周囲とコミュニケーションもとれず、社会人としての振る舞い方もわからず、右往左往陰陰鬱々としていた、というのが実際のところ。

それが2年目になって、基本的なビジネスマンとしての振る舞いができるようになったと感じているし、若手に求められる基本的なタスクはだいぶ処理できるようになってきたように思う。データ分析ができる若手、という方向でスキル伸長・キャリア向上を図りたい。

 

②について、このエントリで細かく見ていきたい。

 

現象:自己評価が低いと感じた場面

現職の評価制度は大雑把に言えば、年間パフォーマンスをA、B、C、D、Eの5段階で自己申告し、それを上司が承認することで評価 が決定する仕組み。これまでは基本的にCで申告しており、上司もそのまま承認をした。

しかし、自分とたいして能力の変わらない同期がBで自己申告しB評価を得ているのを見てしまった。

AやBで申告できる人間の何がすごいって、もちろんそれだけのパフォーマンスを出せることもすごいのだけど、パフォーマンスが追い付かなくても過大評価することができることがすごい。

 

推察:自己評価が低い理由

自分が申告した評価が低い理由として、以下の2点が挙げられると考えた。

①実際にパフォーマンスが低い

②インポスター特性がある

このどちらかというわけではなく、どちらもあると思う。

(①だけであっても自己評価を高く設定することはあり得るし、②だけなら自己申告後に上司が評価を上方修正するだろうから)

 

①については2020年も頑張りましょうという話なんだが、②の場合にはその心理的特性があることを把握しておく必要があると考えた。だって、無意識に何かしらのバイアスや特性を持っている場合には、それを自覚し取り除けるようにしないと世界を間違った目で見てしまう可能性があるからね。

 

調査:インポスター特性について

藤江2009『インポスター現象研究の概観』を参照した。

 

定義:インポスター現象とは

客観的に高い評価を得ている分野について、評価が高いのは運が良かったためで実際には自分には能力がないのだと感じ、同時に能力がないことを他者に見破られてしまうのではないかという不安を感じる経験*1

 

留意事項:インポスター現象と近い概念

インポスター現象は、成功に伴うネガティヴな結果を懸念する傾向である成功恐怖*2や、失敗を恐れる傾向である失敗恐怖と重なる部分が大きい
→つまり、インポスター現象を疑う場合には成功恐怖や失敗恐怖ではないかを疑えばよい、と言うことか。

 

インポスター特性の研究におけるトレンド

インポスター現象は自己呈示方略なのではないか、という考えに基づいた研究が見られるようになった。インポスター特性の高い人たちは、匿名の場合に比べて回答内容が実験者に公開される状況では、これから行う課題への期待や課題の重要度、妥当性を低く評価する傾向にあることが示された。(Leavy et al, 2000)

 

インポスター特性の発現に関する著者の仮説

成功恐怖・失敗恐怖・プライド毀損への恐怖から、人は自己卑下的な自己開示を行う(セルフハンディキャッピング)。ただし、自己呈示には、自己概念を呈示した方向に変容させる効果があることがしられている。(キャリーオーバー効果;Schelenlerm 1994)つまり、自己卑下をしているうちに自分を実力のない人間であると評価するようになり、インポスター現象を発現する。

 

教訓

セルフハンデキャッピングを極力減らしていかないと、自己評価が下がってしまい挑戦をしなくなりそう。大言壮語を放言していかないと、自分の能力も育てられないだろう。

ただ、周囲の人間に対して、特に自分のパフォーマンスを知っている人間に対して、大言壮語を放つのはなかなか難しいものがあるように思う。そのため、こういった場で放言していきたいと思う。

複数のパーソナリティを運用することで、単一パーソナリティで生じるデメリットを解消することも良いかもしれない。

※自分ができることを見極める、自分ができないかもしれないが挑戦する価値のあることを定義する、というのは大変に重要なことだと思う。

 

 

*1:インポスター現象は男性より女性に多く見られるという説があったが、現在ではこの説は否定されている。

*2:Horner(1968)が提出した概念で、能力が高く達成動機も高い女性は、成功すると社会的に拒絶されるため、成功を恐れる、という女性特有の態度。ただし、のちの研究では、対人的配慮・成功や競争に対する価値観といった、男性にも共有される多様な背景が成功恐怖の背景にあることが明かされた。堀野1991『成功恐怖の再検討』では、成功恐怖は女性に特有のものというよりも、男女に共通の競争に対する恐怖であることを指摘している。

仕事を断ることについて

最近、この仕事くそだなーと思うことがあったところにちょうどいい記事が流れてきたのでそのメモを残しておく。

キャリアサイトのTypeが、20代の仕事の断り方というテーマで編集者の箕輪氏と産業医の大室氏にインタビューをした記事。

 

 

仕事を断ることについての著名人のスタンス(N=3)

 

①箕輪氏の意見

箕輪氏の主張は、成長という観点では仕事を断るべきではないというもの。

(ただし、引き受ける際の注意点として、つまらない企画だと思ったなら本音からは迎合しないこと、自分の目標に照らして仕事の価値を位置付けることが重要と説いている。)

インタビューの最後は、仕事を断る/断らないは自分の中で筋が通っていればよいというコメントで締めくくられている。

 

②大室氏の意見 

一方、大室氏の主張は、周囲からの信用を獲得するという観点では、相手を助けるために仕事を断るべきではないというもの。

(この前段として、健康を維持する観点ではオーバーワークは避けるべきだし、ジョブ型雇用環境で専門性を向上する観点では雑用よりも専門性に資するタスクのほうが重視されて仕方ないことを説明している)

インタビューの最後は、相手が困っているなら断らない、困っていないなら断るればよい、というコメントで締めくくられている。

 

③参考:山口氏の意見

なお、コーンフェリーの山口氏の主張は、彼の著書によれば評価にも成長にもつながらない仕事は6割ぐらいの出力でやっていればよいというもの。適当にやり過ごす、仕事の優先順位の決定権を握りに行く、どうしようもなければ環境を変える、という順で対応することを説いている。

トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業"するな

トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業"するな

  • 作者:山口周
  • 出版社/メーカー: 大和出版
  • 発売日: 2016/10/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

所感

結局は、今後の自分の中長期パフォーマンス向上に資するか否かで仕事を断るか否かを決めよう、という話である。

 

 中長期所得or中長期パフォーマンス

=f(スキル)+h(健康)+g(信用)

※ただしどの変数も仕事を引き受けるか否かにより変動する。

 

という方程式を最適化してみなさいよ、ということと理解した。ちょっとすっきり。

 

 

 

 

覚えておいたほうがいい数字

社会人として働き始めてからおよそ二年が経とうとしている。

その間に得たいくつかの学びの一つに、会社の経営を見る際の比較材料としていくつかの数字を覚えておいたほうがいいということは考えていた。

 

 

 

 

1. 大まかな数字(売上と経常利益)

例えばこのサイト

  • 日本で最も売上が大きい企業はトヨタで約30兆円。
  • 10兆円企業は2-6位の5社
  • 1兆円以上の企業はだいたい150社ぐらい。
  • 5000億円以上の企業はだいたい300社ぐらい

 

 

経常利益(例外的な収支=特別利益/特別損失を除く収支)で言えば、

  • 1位がトヨタで2.5兆円(1兆円以上の企業は5社)
  • 10位がみずほFGでだいたい8000億円
  • 100位がAGCで1300億円

 

 

2. 大まかな数字(スタートアップ)

比較対象として、うまくいっているスタートアップってどのぐらい儲かっているものなのだろうか?一例として、最近Twitterでフォローしている福島さんが立ち上げたグノシーを例にとる。

  • 売上150億円
  • 経常利益2200万円

 

 

3. 他に見ておきたい数字

とりあえず、日本の会社の売上/利益について、数字の規模がどのぐらいなのかをざっくりと見てみた。

このぐらいの数字は頭に入っていてよかろう。

 

さらに世間の数字に詳しくなるためには、手元にある以下のような本を参考にして世間のいろいろな指標を眺めてみたい。

例えば固定比率だけ調べまくって、いろんな会社の指標調査100本ノックなんて企画をするのもいいかもしれないね。

 

 

ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール

ウォールストリート・ジャーナル式 経済指標 読み方のルール