幸福と読書についての仮説
ショーペンハウアーの『読書について』によれば、読書するよりも思考するべきで、もし読書するなら有限な人生の中で本当に読んだ方がいい本は本当にわずか、古典に留めるべき、ということである。(確かそうだった)
これをベースにした現在の仮説は以下。
よりよく生きるためには、いくつかの限られた本を読み自分の血肉とし、それらをもとに自分の思想と世界の味わい方を覚える。
そのあとはひたすら現実世界に触れ、時に戦い、時に味わう。
また、関連する仮説として、
人生を味わう(ショーペンハウアーの言葉を借りるなら世界という書物を直接読破する)ためには、カテゴリごとに10冊の本があれば良い。
この10冊でそのカテゴリを説明できる、またはその10冊で自分の思想を話せるようになる、というような本をもつことができれば良い。
とも考えている。
今は雑多に本を読んでいるが、今後本を読んだら、この本はそのジャンルの10冊に入るのか、入るとすればそれはなぜで、入らないとすればそれはなぜか、ということを言語化することを考えると良いかもしれない。