世界に影響を与えていくということ
上司に、「君はポテンシャルはあるのだがそれが十分に表出していない。それでは評価しきれない」というようなことを言われた。(他にも技術的なことも言われている)
帰りの地下鉄でつり革につかまりながら、そういえば俺って昔からそうだったかもな。。なんて考えていた。
ここ数年、何か人に影響を及ぼすことに対して慎重になっているきらいがある。
一番慎重になったのは、当時付き合っていた遠距離の彼女が僕のために東京で就職することの背中を押したときだと思う。それから、僕のことを慕ってくれていた後輩が大学受験で上京することについて冷静に考えたほうがいいと伝えたときもそうだ。(なんだかモテエピソードだなこれ)
他にも、学生寮の寮長をしていたときには、よくある人間関係の問題に対して(当事者でありながら)傍観を決め込んでしまい、ずるずると問題を先延ばしにしてしまっていた。
世界に対して、というと大げさなので、他人に対して、という表現を使うが、他人に対して何か影響を与えることにとてもためらいがある。
それは、自分が相手の行動の変化によって発生する結果の責任を負えないからということもあるし、その影響を与えることによって自分が失敗することに恐怖を感じているからというのもあるだろう。
ほかにも、働きかけをした際にその働きかけが成功することなく、それは違うと反駁されてしまうことが怖いからかもしれない。
(確かに僕は、人にNoといわれることが怖いし嫌だし、Noと言うことにも慣れていない。できればNoのない世界で生きていたい。参謀ポジションが好きなのは、一番自分が傷つかなさそうだからだ。Noを避けたいという安直な願望については、また別の機会に書いてみよう)
でも、僕は世間にある重大な問題の解決に貢献したいと思っているのだし、そのためには人を巻き込み、人の行動を変え、社会を動かしていかなければならない。
(世界を動かすというと、動かす対象の解像度が途端に低くなってしまうから、できれば今度からは具体的な対象を指定できるとよいな)
どうしたらそんな自分になっていけるのだろう。
案1として、何かロールモデルを探したほうがいいのだろうか、なんて考えていた。けど、僕が憧れがちなのはいわゆるダークヒーローで、裏から世界を動かすほうがカッコよく見えてしまうので、ロールモデル探しも難航しそうだ。
そこで案2なのだが、失敗する芽を少しでも摘んで、もうこの状態なら失敗の可能性はないだろう、という状況を作り出していくのがいいかもしれない。であれば、臆病な自分にもできるし、向いている。
そうして少しずつ他人に影響を与えることを覚えていこう。