仕事を断ることについて
最近、この仕事くそだなーと思うことがあったところにちょうどいい記事が流れてきたのでそのメモを残しておく。
キャリアサイトのTypeが、20代の仕事の断り方というテーマで編集者の箕輪氏と産業医の大室氏にインタビューをした記事。
仕事を断ることについての著名人のスタンス(N=3)
①箕輪氏の意見
箕輪氏の主張は、成長という観点では仕事を断るべきではないというもの。
(ただし、引き受ける際の注意点として、つまらない企画だと思ったなら本音からは迎合しないこと、自分の目標に照らして仕事の価値を位置付けることが重要と説いている。)
インタビューの最後は、仕事を断る/断らないは自分の中で筋が通っていればよいというコメントで締めくくられている。
②大室氏の意見
一方、大室氏の主張は、周囲からの信用を獲得するという観点では、相手を助けるために仕事を断るべきではないというもの。
(この前段として、健康を維持する観点ではオーバーワークは避けるべきだし、ジョブ型雇用環境で専門性を向上する観点では雑用よりも専門性に資するタスクのほうが重視されて仕方ないことを説明している)
インタビューの最後は、相手が困っているなら断らない、困っていないなら断るればよい、というコメントで締めくくられている。
③参考:山口氏の意見
なお、コーンフェリーの山口氏の主張は、彼の著書によれば評価にも成長にもつながらない仕事は6割ぐらいの出力でやっていればよいというもの。適当にやり過ごす、仕事の優先順位の決定権を握りに行く、どうしようもなければ環境を変える、という順で対応することを説いている。
所感
結局は、今後の自分の中長期パフォーマンス向上に資するか否かで仕事を断るか否かを決めよう、という話である。
中長期所得or中長期パフォーマンス
=f(スキル)+h(健康)+g(信用)
※ただしどの変数も仕事を引き受けるか否かにより変動する。
という方程式を最適化してみなさいよ、ということと理解した。ちょっとすっきり。